ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

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概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

6 製作仕様6・1 表面処理6・1・1 標準仕様特に指定の無い場合は当社の標準として、下記の仕様による塗装処理となります。 下地処理:SSPC-SP3 下塗:アルキド樹脂系プライマー40μm以上 上塗:フタル酸樹脂系25μm以上 塗装色:グレー(N-7.0)6・1・2特別仕様特に耐候性、耐薬品性など特殊雰囲気で使用される場合は、ジンクリッチ系、ポリウレタン系塗装等の処理を行っています。7 ばね式防振器の発注指示要領ばね式防振器の発注に際しては、下記の項目をとりまとめて発注願います。7・1 一般仕様① ハンガ番号または符号② 防振器サイズ③ 取付形状記号(タイプ)④ 防振力、振幅(管径)⑤ 計算トラベル7・2 特別仕様① 取付スペースが不足する場合② 防振力、トラベルが不足する場合③ 冷間時にインナーパイプを溶接する場合④ 特殊雰囲気で使用する場合8 ばね式防振器の取扱方法VCK型ばね式防振器は、当社においてプリセットされたものが発送されており、現地においてはそのまま取付けられるようになっております。取付けについては、下記の要領により取扱い下さい。8・1 構成部品の名称部品の名称については技術編図4・18に示すとおりです。8・2 取付要領? ハンガ取付要領図(管系支持装置図など)によりハンガ番号を確認します。? 支持構造物に①ブラケットを溶接します。  ①から⑨までは防振器本体に含まれ、すべて組み込んで発送しています。? 配管に⑫パイプクランプを取付けます。? インナーパイプ⑩は取付け長さより100mm~150mm長く製作しておりますので、現物合わせで切断し、⑦のアウターパイプに100mm程度挿入し、パイプクランプと連結します。? 運転状態でインナーパイプ⑩とアウターパイプ⑦を溶接します。8・3 運転状態での調整運転状態において配管の振動が発生した場合には、④または⑨の荷重調整ナットを締め付けることにより、防振効果を増加させることができます。8・4 冷間状態での点検防振器は運転状態で取付けをするため、冷間状態においては、? 配管の移動によりばねが密着し、リジットとなり配管を拘束していないか? 配管の捩れにより防振器が曲がったりしていないか? ユニバーサルピン②が十分に配管の移動に追従しているかを点検し、もし異常がある場合には防振器の取付方向について再検討をし、配管の移動ができるだけ少ない方向に変更する必要があります。6. バネ式防振器101