ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

ページ
15/204

このページは PIPE SUPPORTS 管系支持装置 の電子ブックに掲載されている15ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

2 コンスタントハンガ2・1 コンスタントハンガの特性と機能コンスタントハンガは、指定されたトラベル(管系の変位量)の範囲内で、管系の上下の移動に対して、つねに指定された一定の荷重で配管を支持することができるパイプハンガで、熱膨脹による管系の変位の大きいところおよび転移荷重を小さくしたい個所に主として使用されます。一般に使用されてきたコンスタントハンガは、大部分がコイルばねとリンク機構とを組合わせたものでありますが、支持力を与えるエネルギーから分類して、 ①カウンタウエイトを使用するもの ②ばねを使用するもの ③液圧を使用するもの ④電動機を使用するものなどに分類できます。またコンスタントハンガに要求される荷重の均一性から分類すると、 ①近似的にコンスタントな特性をもつもの ②理論的にコンスタントな特性をもつものとに分けられます。さらにコンスタントハンガの負荷容量の規定方法として、? ばねとリンクを使用するもののように、(荷重)×(アームの長さ)のモーメントで規定されるものは、アームの長さがハンガのトラベルに比例しますので、荷重20kN、トラベル100mmのハンガはアームの長さを変更するのみで荷重10kN、トラベル200mmの容量のものになります。(荷重)×(トラベル)=容量でハンガの負荷容量が規定されます。? 液圧または電動機を利用するハンガは、純粋にトラベルの制限のない直線的な定荷重特性を示すことになりますが、装置が複雑なこと、外部よりエネルギーが必要なこともあり一般的ではありません。CSH型、CSV型、CSB型の各型式の支持方法と供給可能な容量を表4-3から表4-5に、実際の使用状況の一部を写真4・1、4・2に示します。写真 4・1写真 4・214