ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

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概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

以上はハンガの自重を考慮しない場合を考えましたが、実際には図4・3dのように、ロッドでハンガを吊下するときは、ハンガの自重とその重心位置の変化を考慮しなければなりません。図4・3dにおいて、G点はハンガ全体の重心点、Qをその重量とします。Qおよび荷重WのP点周りのモーメントは等しくなければならないから、?1Q=?2W ∴?1=  ?2 ?の関係が成立つように、支持点Pを決定しなければなりません。G点は計算によって求まり、ZおよびQも設計値から決定できます。Yはハンガの所要トラベルを決定すれば、それと関連して決まりますから、?1=X+Z ?2=Y-Xを?式に代入してX+Z=  (Y-X) ∴X=     ?ここでm=W/Qです。?でm=W/Q、YおよびZがきまればXを求めることができます。実際にはハンガの型式によって、トラベルが決定すれば、Xも直ちに求める経験式が使用されています。ハンガ本体が、前述のW=k  を満足する構造でも、一本吊りのときは、Xの決定を誤ると、コンスタントハンガの特性値を保証できなくなるので注意を要します。WQWQmY-Z1+mbc a表 4-3 CSH型コンスタントハンガの支持方式と容量タイプ構造図支持方式供給し得る最大容量(荷重×トラベル)A1A 1 本のロッドでハンガを支持する方式で、取付が極めて容易である。64135kN・mm トラベル200mm のとき 荷重 320.7kN トラベル400mm のとき 荷重 160.3kNB1 ハンガの上部を支持構造物に金具を用いて直接締結する方式。 同 上B1A 同 上 同 上B2 ハンガの上部を支持構造物のフランジに直接ボルト締結または溶接により取付ける方式。25890kN・mm トラベル110mm のとき 荷重 235.4kN トラベル400mm のとき 荷重 64.7kNC1 ハンガを支持構造物の上に取付け、下方にある配管または機器を支持する方式。25890kN・mm トラベル110mm のとき 荷重 235.4kN トラベル400mm のとき 荷重 64.7kN16