ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

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概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

4 ロッドレストレイント4・1 ロッドレストレイントの使用方法ロッドレストレイントは大別して次の3つの目的で使用されます。?耐震設計上の使用  低温系(熱変位が少ない)配管では耐震設計上油圧防振器、メカニカル防振器の代りにロッドレストレイントを使用する事は経済的に非常に有利になります。高温系の配管系においても、熱変位の少ない個所を選んで使用すれば使用可能でありますが、熱反力に十分注意する必要があります。?配管系の熱変位制御上の使用  高温系の配管で機器への熱反力を規定値内に収めたい場合等、任意の位置で配管系の機器方向への熱変位を制御することが容易です。  また、配管系の中間位置で任意の方向(±)の熱変位を制御することが可能です。?配管系の自重サポート兼用で使用  配管系に上下方向で使用した場合は配管自重をサポートすることが可能ですが、熱反力と自重を加えて評価しなければならないので十分注意する必要があります。4・2 ロッドレストレイントの構造と特徴① ブラケット~ブラケット(パイプクランプ)でコンパクトに設計されており、かつ油圧防振器、メカニカル防振器と容量系列がまったく同様になっているため設計上使用が容易です。② 両端は球面軸受接合構造となっているため、配管系の任意の方向を拘束する時にも他方向については拘束せず回転も許容できます。③ ターンバックル方式(RSA型)としているため、取付、調整が容易にできます。④ 取付長さの短い所にも使用できる様、溶接型(RTS型)も用意されています。⑤ 引張りと共に座屈に十分対応できる様、パイプを使用しているためレストレイント方向の±反力には関係なく使用できます。4・3 使用上の注意① ロッドレストレイント軸直角方向の熱変位の大きい個所でも軸の振れ角を4゚以内として下さい。② 容量決定の際には、その目的に合った荷重を全て評価して下さい。③ 配管系の組立てが終了していない時点では、片側のピンを外しておいて下さい。ロッドレストレイントの構造図1 2 3 4 6 5 7 6 4 2 17 コネクティングパイプSTPG370, SS4006 ロックナットSS4005 アイボルト(左) S25C4 ターンバックルSTPG370, SS4003 皿ばねSUS304, SUP102 アイボルト(右) S25C1 ブラケットS25C品番部品名称材質RSAタイプ RSAMタイプ4. 管系支持装置の構造と機能23