ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

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概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

5・3 油圧防振器の構造と特徴油圧防振器の設計上の主な特徴は下記の仕様にもとづいています。① 油圧防振器の基本設計はJIS-旧B8354「複動油圧シリンダ」に従っており、長年にわたる研究と実績をもとに安全な設計と豊富な製造技術により加工されています。② 油圧防振器は原子力プラントなどにも数多く使用されるため、高度な品質管理を満たしております。③ 防振器本体は取付スペースの短かい場所にも使用できるように最小長さに作られています。④ シール部の耐圧は設計荷重の1.5倍まで耐えられます。⑤ ブラケットとイーヤの接続部は球面軸受を採用し、全角で最大15゚までの振れが可能であり、配管の熱膨脹の移動に十分追従することができます。 ⑥ 防振器のピストン位置は指定位置に調整され、ロックして出荷されます。*⑦ 主要シール材に金属シールを使用しているので、交換期間を10年程度までSHP型より延長できます。 ⑧ インジケータは本体外部側面におき、かつセット位置ごとに色別けしてあるので、遠方に取付けられたものでも容易に読みとることができます。*⑨ オイルリザーバの機能は本体内に内蔵されており、使用期間内の油量の点検は不要です。 ⑩ 外部に出るピストンロッド部には、溶接スパッタや塵埃からの保護のため、ブーツが取付けられています。 ⑪ 防振器に過荷重のかかる心配のある個所は、リリーフバルブを設けた設計も可能です。 * 印の特徴はSN型の油圧防振器のみの特徴であり、その他はSH型と共通です。6 ピストンSS400 12 ブーツ───5 ロッドカバーSS400 11 インジケータSUS3044 シリンダーチューブSTKM13A 又は13C 10 ケーシングカバーSS4003 シンリンダーカバーSS400 9 アキュームレータEPDM2 ケーシングSGP 8 タイロッドSCM435(S45C)1 ホルダーSS400 7 ピストンロッドS45C品番部品名称材質品番部品名称材質図 4・12 SN型油圧防振器構造図4. 管系支持装置の構造と機能27