ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

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概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

5. 管系支持装置の設計1 設計資料支持装置は、果すべき役割からプラント全体で発行されるすべての資料、情報が必要といっても過言ではありません。その資料、情報の不備によるトラブル防止のために最小限以下の資料が必要です。(図面)①総合配管図②配管詳細図③建屋図(配置、継手詳細、荷重分布図)④各種コンクリート基礎図⑤埋込金物図⑥ダクト、ケーブルトレイ配置図⑦機器形状図⑧バルブ形状図(情報)①配管情報(温度、圧力、材質など)②保温情報(厚さ、カサ比重、外装板)③重量情報(バルブ、フランジ及び配管金物)④機器接続点情報(移動量)⑤その他支持装置に係わる情報2 設計手順概略の設計の流れを図5・1に示し、以下に作業ステップ毎の概要を述べます。2・1 立体図作成立体図は設計者が支持点、拘束点位置を決定する上での総合判断の基となるもので、解析上区分される固定端~固定端の配管形状の全貌を見易くするために立体図を描きます。全体のイメージを損ねないよう原則として長さは縮尺又は比例的に描かれ、解析上必要とする配管仕様(管径、肉厚、材質、内部流体、圧力、温度、保温厚、伸び量及びバルブ重量など)や固定端条件などを記入します。支持点、拘束点などの支持装置決定後はその仕様を追記します。図 5・1 設計フロー2・2 取合設計本来、取合い設計は、ハンガ種別、拘束点設計など、解析結果を想定しながら、総合的に考えながら進めるべき作業で、支持装置設計作業の重要なポイントです。ここでは過去の経験、先行プラントの状況を反映させながらTrial and error方式で進める前提で説明します。2・2・1 支持点(サポートポイント)設定配管系の仕様から標準スパン(表5-1)設定基準で支持点を仮設定し、建屋図、機器基礎図などで、構造物との取合い条件を設定、その後、総合配管図で他配管、機器などとの干渉の有無を確認して、問題が無ければ支持点として決定します。設計資料立体図作成評 価製 作支持点位置仮設定拘束条件仮設定支持装置種別設定配管応力解析取合詳細図作成支持装置図作成取合設計耐震,振動対策OKNG33