ブックタイトルPIPE SUPPORTS 管系支持装置

ページ
81/204

このページは PIPE SUPPORTS 管系支持装置 の電子ブックに掲載されている81ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

概要

PIPE SUPPORTS 管系支持装置

すべてのスプリングハンガはCマーク位置でロックされており、現地における取付け作業が極めて容易にできるようになっていますが、その取扱い要領を列記します。(72頁コンスタントハンガの取扱い方法、もあわせて参照ください)8・1 構成部品の名称スプリングハンガの構成部品の名称は図3・1に代表的なVSABタイプについて示します。8・2 取付け要領?ハンガ取付要領図(管系支持装置図など)によりハンガ番号を確認します。?上部吊金具、下部接続ロッドを連結し、ターンバックルを回し荷重が負荷されるよう調整します。 標準の調整代は下表に示します。詳細な取扱いは別途発行の取扱説明書を参照下さい〔注意〕?コールドスプリング施工管系のハンガ本体の調整コールドスプリングを取る管系の支持点は、①配管設計位置、②配管の溶接組立時における位置、③配管の最終引締溶接後の位置にわたって移動するので、移動の大きい個所のハンガはその都度ターンバックルにより調整を必要とします。ここで垂直配管部のサポートや水平配管においても2本のロッドで吊下しているハンガは配管の移動により片側のみ荷重が作用する可能性が十分考えられるので左右の荷重バランスに十分な注意が必要です。?コイルばねに溶接アークを飛ばさないよう注意願います。8・3 水圧試験または洗浄を行なうときの注意事項スプリングハンガのロックボルトは冷間荷重でロックすると共に水圧試験時の過荷重にはリジットハンガとしての機能をもっておりますので、水圧試験が完了するまで取りはずさないように注意を要します8・4 運転開始前の点検?ロックボルト取外し作業ロックボルトを取外す方法については、技術編の4・1・3を参照して下さい。?トラベルインジケータがCマークの位置にあるかを点検します。?建設期間中に過度の負荷が作用し、損傷、変形された部分がないか否かを点検します。8・5 運転状態における点検1)配管の移動量をインジケータ位置によりチェックします。2)インジケータ位置がHマークにあるか否か確認し、もし大きく違っている場合にはHマークの位置に調整します。(その誤差が5~10mm以内ならば必ずしも調整の必要はない)3. スプリングハンガ SPRING HANGER〈SH〉80