鉄道用架線(電車線)ハンガイヤー
新幹線用 H形
新幹線用に開発された把持力の最も強固なハンガイヤーです。トロリ線の把持力はボルト締め付け(締付トルク34.3N・m[350kgf・cm])によって生じさせます。また、ハンガバーにはφ6のりん青銅棒が採用され、強度面、耐疲労性の面でも信頼性の高いものとなっています。ナイロン製のちょう架線保護カバーとセットで使われます。
■写真の製品の主なスペック
■写真の製品の主なスペック
型式 | H形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)-3分間 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
新幹線用 HC形
H形ハンガイヤーとちょう架線保護カバーを一体型とした新幹線用ハンガイヤーです。新幹線用ちょう架線保護カバーには脱落防止用の割りピンがあるため、着脱性が悪く作業性の面で難がありましたがこの製品では保護カバーの着脱作業が不要となっています。
■写真の製品の主なスペック
■写真の製品の主なスペック
型式 | HC形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)-3分間 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
在来線用 A形
■写真の製品の主なスペック
型式 | A形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)-3分間 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
在来線用 SC形
在来線用のハンガイヤーで、爪切状のイヤーとレバーでトロリ線の把持力を発生させています。ボルトがないので特別な工具が必要ありません。また、仮締め、本締めができるのでハンガイヤーの位置決めが楽にできます。ハンガバーにはφ5ステンレス棒が使用されています。最も軽量のハンガイヤーで硬点となりづらく、風の影響も少ないのが特徴です。
■写真の製品の主なスペック
■写真の製品の主なスペック
型式 | SC形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)-3分間 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
在来線用 エポキシ形[絶縁ハンガイヤー]
直流電車線(DC1500V)の電車線で、在来線の駅舎部分や跨線橋下などで、ちょう架線絶縁箇所等のちょう架線の絶縁性を確保するためのハンガイヤーです。耐候性の高い特殊なエポキシ樹脂を採用し、絶縁体表面の劣化を防止しています。イヤー部は通常SC型を使いますが、H型、NH型のイヤーでも製作できます。
■写真の製品の主なスペック
■写真の製品の主なスペック
型式 | エポキシ絶縁形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)-3分間 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
耐電圧 | AC10kV-2分間(乾燥時) |
き電ちょう架線用 NHIG形[絶縁ハンガイヤー]
直流電車線(DC1500V)のき電ちょう架式電車線で、き電ちょう架線2条同士が100㎜の離隔を持った箇所専用のハンガイヤーです。ちょう架線とトロリ線との間でき電電流が流れるのを防止する目的で、エポキシ絶縁体を使用した絶縁ハンガイヤーとなっています。
■写真の製品の主なスペック
■写真の製品の主なスペック
型式 | NHIG形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)-3分間 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
耐電圧 | AC10kV-2分間(乾燥時) |
き電ちょう架線用 SH形
直流電車線(DC1500V)のき電ちょう架式電車線で、き電ちょう架線2条が結束された箇所専用のハンガイヤーです。絶縁ハンガイヤーではないので、き電電流のカットは適切に配置されたコネクタ金具による均圧とちょう架線保護カバーによる絶縁とで行なわれます。
■写真の製品の主なスペック
■写真の製品の主なスペック
型式 | SH形 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)以上 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |
ばね式 合成電車線用
■写真の製品の主なスペック
型式 | ばね式 合成電車線用 |
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耐引張荷重 | 1.47kN (150kgf)以上 |
耐滑り荷重 | 0.98kN (100kgf)-3分間 |