ＲＣＣ（Ｒａｉｌ－Ｃｏｐｐｅｒ Ｃｏｍｐｏｕｎｄ）剛体電車線は、導電鋼レール（１５ｋｇ）の両脇（懐）に銅帯（６ｍｍ x ４０ｍｍ、２枚）を沿わせて両者を電気的に一体化させた複合型の剛体電車線です。導電鋼レールと銅帯の間には銅製スペーサをレールにロウ付けして電食を防止しています。剛体同士の接続はボルトで締結します。

■写真の製品の主なスペック

型式	ＲＣＣ剛体電車線
電流容量	117.6kN (12000kgf)
導電率	135kV
支持点間隔	5m以下

ＲＣＣ剛体電車線のエア・ジョイント箇所で剛体同士を電気的に接続する金具です。

アルミＴ型剛体の縦材を写真のように２枚に分けてイヤー部と一体化し、長イヤーをなくして部品点数の削減を図っています。また、横材の中央部の肉厚を薄くしバネ性をもたせ、ボルト開放時にはイヤー部が自然に開くように成形していますので、トロリ線延線時に施工し易くなっています。写真の設備は剛体を２本平行に設備し、パンタグラフの動揺を抑制しています。

■写真の製品の主なスペック

型式	π形アルミ剛体電車線	備考
電流容量	1880A以上	PH356 x 2条相当
導電率	55%以上
支持点間隔	5m以下

本品は90ｋｍ/ｈ対応の剛体電車線ですが、130ｋｍ/ｈ対応のものも開発中です。

トンネル用１号がいしに使用する直線箇所用の剛体電車線支持金具です。 剛体電車線高さの微調整が可能です。

トンネル用２号がいしに使用する曲線箇所用の剛体電車線支持金具です。 剛体電車線の高さの微調整に加え、カントに応じて剛体を傾斜させることができます。

アルミ剛体電車線のオーバーラップ箇所で剛体同士を電気的に接続しき電電流を流すための金具です。端子部はアルミ剛体にアルゴンアーク溶接で接続させます。オーバーラップ１箇所につき４本（Ｃｕ２００ｍｍ² x ４条）の構成とします。

アルミ剛体電車線の変電所からの引き出し口で、き電電流をアルミ剛体に供給するための金具です。端部はアルミ剛体にアルゴンアーク溶接で接続させます。

銅剛体電車線のオーバーラップ箇所で剛体同士を電気的に接続しき電電流を流すための金具です。端子部は銅剛体にボルト締めで接続させます。

銅剛体電車線の変電所からの引き出し口で、き電電流を銅剛体に供給するための金具です。端子部はアルミ剛体にボルト締めで接続させます。