交流電車線（ＡＣ２００００～２５０００Ｖ）の同相箇所で、電気的に区分するために使用されます。絶縁は、がいしを使って行なわれるので、絶縁性能に優れたセクションです。重量が重いため支持点下で使用します。金属製のスライダがＹ字型に配されているので、電車の通過方向に順と逆があります。写真では右側からのパンタグラフの進入が順方向となります。

■写真の製品の主なスペック

型式	交流同相用	備考
耐引張荷重	32.3kN (3300kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	21.6kN (2200kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
耐電圧	AC100kV－5分間
漏れ電流	1mA以下

 

交流在来線（ＡＣ２００００Ｖ）の同相箇所で電気的に区分するために使用されます。吊架線側は絶縁材にがいしが使用されますが、トロリ線側はＦＲＰが使用されます。支持点下でも径間中央でも使用可能です。

■写真の製品の主なスペック

型式	交流同相用	備考
耐引張荷重	32.3kN (3300kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	21.6kN (2200kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
耐電圧	AC100kV－5分間
漏れ電流	1mA以下

 

交流電車線（ＡＣ２００００～２５０００Ｖ）で、異相電源の区分箇所あるいはデッドセクション箇所で使用されるセクションインシュレータです。吊架線側は絶縁材にがいしが使用されますが、トロリ線側はＦＲＰが使用されます。アーク切断性能から新幹線は６ｍ、在来線は８ｍが標準となっています。

■写真の製品の主なスペック

型式	交流同相用	備考
耐引張荷重	32.3kN (3300kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	21.6kN (2200kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
耐電圧	AC100kV－5分間
漏れ電流	1mA以下

 

直流電車線（ＤＣ１５００Ｖ）の最も一般的なセクションインシュレータです。セクションインシュレータの絶縁体はＦＲＰで、絶縁体本体にパンタグラフのすり板が直接接触、摺動するタイプです。

■写真の製品の主なスペック

型式	直流用　2号	備考
耐引張荷重	33.0kN (3370kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	22.0k N(2240kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
絶縁抵抗	2000MΩ以上
耐電圧	AC30kV－10分間
漏れ電流	1mA以下

直流電車線（ＤＣ１５００Ｖ）のカーボン系スリ板使用箇所用のセクションインシュレータです。金属と絶縁材の補助スライダを用いてＦＲＰの絶縁体本体にパンタグラフのすり板がほとんど接触しない構造となっています。

■写真の製品の主なスペック

型式	直流用　3号準	備考
耐引張荷重	33.0kN (3370kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	22.0k N(2240kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
絶縁抵抗	2000MΩ以上
耐電圧	AC30kV－10分間
漏れ電流	1mA以下

直流電車線（ＤＣ１５００Ｖ）のセクションインシュレータです。ＦＲＰの絶縁体にパンタグラフのすり板が全く接触しない非接触型のセクションです。金属製のスライダがＹ字型に配されているので、電車の通過方向に順と逆があります。写真では左側からのパンタグラフの進入が順方向となります。

■写真の製品の主なスペック

型式	直直流用 Y型	備考
耐引張荷重	33.0kN (3370kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	22.0k N(2240kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
絶縁抵抗	2000MΩ以上
耐電圧	AC30kV－10分間
漏れ電流	1mA以下

車庫の出入り口のシャッタを装備する場合に必用となる設備です。シャッタの下降、上昇の動作を利用して開閉スライダーを機械的に開閉させ、シャッタを安全に昇降させます。断路器と連動してシャッタが降りているときには車庫内外を電気的に区分し、シャッタが上がっているときにはパンタグラフを安全確実に摺動させていく機能を有しています。

■写真の製品の主なスペック

型式	シャッターセクション	備考
耐引張荷重	33.0kN (3370kgf)	適用張力14.7kN (1500kgf)の場合
	22.0k N(2240kgf)	適用張力9.8kN  (1000kgf) の場合
絶縁抵抗	2000MΩ以上
耐電圧	AC30kV－10分間
漏れ電流	1mA以下